お家でコーヒー

コーヒーのカロリーは自分で淹れるといくつ?メニューごとにチェック!

calories

自分で淹れる本格コーヒーのカロリーは、コーヒー豆やコーヒー粉に表示がないのでいまいち分かりにくいもの。ミルクや砂糖なども足すと、トータルどれくらいのカロリーになるか気になりますよね。

文部科学省「食品成分データベース」によると、ブラックコーヒーは200mlあたり8kcal。そのほかのメニューも、基本のレシピを元に1つずつ計算してみました!

ここでは、

自分で淹れたらカロリーはどれくらいになる?

と気になるあなたへ、コーヒーを使うメニューのカロリーと特徴をたっぷりご紹介!ジュースやお酒などとの比較もしています。

この記事を読めば、自分で淹れるコーヒーのカロリーが分かり、ミルクや砂糖などの気になる部分を調整しながら心ゆくまでコーヒーが味わえるはず!あなただけのオリジナルコーヒーにぜひ役立ててくださいね。

コーヒーのカロリーはどれくらい?

Coffee

コーヒー1杯分は8kcal

コーヒーの原料は、コーヒーノキに実るコーヒー・チェリーから収穫されたもの。さまざまな加工を終えて生豆になり、焙煎(煎ること)後にコーヒー豆となって独特の色付きや甘味・苦味・酸味などの風味が生まれます。

ミルクや砂糖を加えず、苦味が強いまま飲むときはブラックコーヒー。約1杯分(200mlあたり)は8kcalと低く、寝起きやブレイクタイムなどシャキッと気分を変えたいときに人気。高カロリーな食事やデザートと合わせても摂取カロリーが抑えられ、「食後のコーヒー」という腹ごなしにもぴったりな飲みものです。

ミルクや砂糖が高カロリーのもと

低カロリーが魅力のブラックコーヒー。つい、ゴクゴクと飲んでしまいがちですが、ミルクや砂糖などを加えて仕上げるアレンジメニューは違います。

あなたが好きなコーヒーメニューは何ですか?カフェオレ・カフェラテ・カプチーノなどいろいろありますが、プラスする材料によってそれぞれのカロリーが大きく変わりそうですよね。

例えば、スターバックスコーヒーの人気メニュー「キャラメル フラペチーノ®︎」は、Tallサイズ(350ml)で「327kcal」。ベースのコーヒーにミルク・キャラメルソース・ホイップクリームがプラスされていますが、ミルクを無脂肪乳にカスタマイズすれば「302kcal」まで減らせます。

ホイップ増量がTallサイズで「89kcal」なので、ホイップ抜きにカスタマイズすれば200kcal台まで減らせそうですよね。このように、自分で淹れるときもカロリーが気になる人はプラスする材料のカロリーにご注目!低脂肪タイプノンシュガータイプなどで上手に調整すれば、1日の摂取カロリーがぐっと抑えられます。

コーヒーのカロリー(12メニュー)

では、コーヒーのカロリーを基本の分量と合わせてチェックしていきましょう!あくまでも目安ですが、あなたが今飲みたいコーヒーの参考にしてくださいね。

カロリー早見表

メニュー エネルギー(kcal)
ブラックコーヒー 8
カフェオレ 65
カフェラテ 99.2
カプチーノ 87.8
カフェモカ 197.2
カフェマキアート 19.4
ウインナーコーヒー 150.35
バターコーヒー 174.3
ソイラテ 48
ジンジャーコーヒー 81.45
カフェ・コレット 343
コーヒーアフォガート 375.2

※1杯あたり200mlのカロリー
※参照元:食品成分データベース|日本食品標準成分表2020年版(八訂)を元に試算

ブラックコーヒー

black coffee
材料(食品名) エネルギー(kcal)
コーヒー(浸出液) 8

◆合計:8kcal/200ml

コーヒー粉から抽出したままの状態で味わうブラックコーヒーは、乳製品や糖類を使用していない黒色の飲みもの。独特の酸味や苦味があり、コーヒー本来の風味や香りが楽しめます。

ちなみに、アイスコーヒーやホットコーヒーに入れる甘味料の一般的なカロリーはこちら。

コーヒーフレッシュ
(コーヒーホワイトナー)
205kcal
コーヒーシュガー 394kcal
ガムシロップ 233kcal

※100gあたり

「カロリーオフ」「ノンカロリー」などもあるので、各メーカーが表示している数値もチェックしておくと良いでしょう。

カフェオレ(café au lait)

Cafe au lait
材料(食品名) 分量 エネルギー(kcal)
コーヒー(浸出液) 100ml 4
ミルク(普通牛乳) 100ml 61

◆合計:65kcal/200ml

抽出した深煎りのコーヒーに温めたミルクを加えるカフェオレ。フランス発祥の飲みもので、『オレ(au lait)』はフランス語で「ミルク」を意味しています。基本の分量の割合は、「コーヒー:ミルク=1:1」です。

カフェラテ(caffè Latte)

Caffè Latte
材料(食品名) 分量 エネルギー(kcal)
エスプレッソ(浸出液) 40ml 1.6
スチームドミルク(普通牛乳) 160ml 97.6

◆合計:99.2kcal/200ml

エスプレッソマシンで抽出したエスプレッソに、蒸気で温めたミルク(スチームドミルク)を加えるカフェラテ。イタリア発祥の飲みもので、『ラッテ(latte)』はイタリア語で「ミルク」を意味しています。

イタリアのコーヒーといえば、エスプレッソ。コーヒー粉に高い圧力をかけて短時間で抽出しており、濃度が高く量が少ないのが特徴です。カフェラテは、ミルクを多めに入れて飲みやすくするのが一般的。基本の分量の割合は、「エスプレッソ:スチームドミルク=2:8」です。

カプチーノ(cappuccino)

cappuccino
材料(食品名) 分量 エネルギー(kcal)
エスプレッソ(浸出液) 60ml 2.4
スチームドミルク(普通牛乳) 60ml 36.6
フォームドミルク(普通牛乳) 80ml 48.8

◆合計:87.8kcal/200ml

抽出したエスプレッソに、蒸気で温めたミルク(スチームドミルク)と泡立てたミルク(フォームドミルク)の2種類を加えるカプチーノ。イタリア発祥の飲みもので、本来は「カップッチーノ」と発音します。

カフェラテよりもビターな味わいで、カプチーノの泡の表面にイラストや文字を描くのがラテアート。基本の分量の割合は、「エスプレッソ:スチームドミルク:フォームドミルク=3:3:4」です。

カフェモカ(caffè mocha)

Caffè mocha
材料(食品名) 分量 エネルギー(kcal)
エスプレッソ(浸出液) 40ml 1.6
スチームドミルク(普通牛乳) 140ml 85.4
チョコレートソース
(ミルクチョコレート)
20g 110.2

◆合計:197.2kcal/200ml

エスプレッソに、蒸気で温めたミルク(スチームドミルク)とチョコレートのソースやシロップを加えるカフェモカ。エスプレッソはイタリア発祥ですが、カフェモカ自体はアメリカ・イエメン産のコーヒー豆「モカ」の風味に似せて作られたのが始まり。基本の分量の割合は、「エスプレッソ:スチームドミルク:チョコ=2:7:1」です。

いろんなトッピングと相性が良いので、他のカロリーも知っておくと安心!

ホイップクリーム(乳脂肪) 409kcal
アーモンド(いり 無塩) 608kcal
ココナッツパウダー 676kcal

※100gあたり

いろんな味を試してみてくださいね。

カフェマキアート(caffè macchiato)

caffè macchiato
材料(食品名) 分量 エネルギー(kcal)
エスプレッソ(浸出液) 180ml 7.2
スチームドミルク(普通牛乳) 20ml 12.2

◆合計:19.4kcal/200ml

抽出したエスプレッソに、泡立てたミルク(フォームドミルク)を少し浮かべるカフェマキアート。マキアート(macchiato)はイタリア語で「染みのついた」という意味で、注いだミルクの跡が染みのように見えることから名付けられています。基本の分量の割合は「エスプレッソ:フォームドミルク=9:1」です。

エスプレッソの苦味にやや甘味がプラスされた飲みもので、キャラメルシロップやソースをトッピングすれば「キャラメルマキアート」に。スチームドミルクを加えれば「ラテマキアート」になります。

ウインナーコーヒー(vienna coffee)

Vienna coffee
材料(食品名) 分量 エネルギー(kcal)
コーヒー(浸出液) 200ml 8
グラニュー糖 10g 19.65
ホイップクリーム(乳脂肪) 20ml 122.7

◆合計:150.35kcal/200ml

グラニュー糖を入れたカップに抽出した濃いめのコーヒーを注ぎ、ホイップクリームをたっぷり浮かべるウインナーコーヒー。オーストラリア・ウィーン発祥で、本場では「アインシュペンナー」といわれている飲みものです。「ウィーン風のコーヒー」という意味があり、アメリカンコーヒーのように日本だけで使われている呼び名です。

特徴は、クリームの甘味とコーヒーの苦味が段階的に味わえること。ホイップクリームはカップやグラスに注がれたコーヒーの蓋をする役割があります。使用するクリームは、コクのある乳脂肪(動物性)タイプがおすすめ。似た味のマシュマロでも代用OKです。

ちなみに、エスプレッソで作れば「エスプレッソ・コンパナ」、ココアで作れば「ココアウインナー」になります。

バターコーヒー

Butter coffee
材料(食品名) 分量 エネルギー(kcal)
コーヒー(浸出液) 200ml 8
グラスフェッドバター(無塩バター) 10g 76.3
MTCオイル(日清オイリオ) 10ml 90

◆合計:174.3kcal/200ml

抽出したコーヒーに、高品質のバターとオイルを加えるバターコーヒー。ダイエット・アンチエイジング・脳の働きをよくする効果が大きく期待できる飲みものとして、日本で注目を浴びています。

ポイントは、「グラスフェッドバター」と「MTCオイル」を使うこと。

グラスフェッドバター ・牧草を食べて育った牛から絞るミルクで作られた無塩バター
・炎症の抑制などの効果があるオメガ3脂肪酸が豊富
MTCオイル
(中鎖脂肪酸オイル)
・ココナッツなどから取り出した中鎖脂肪酸だけのオイル
・脂肪燃焼効果が高い

この組み合わせで、糖質ゼロでありながら血糖値の上昇や体脂肪の蓄積を抑えつつ満足感が得やすいコーヒーになるようです。

ソイラテ

Soilate
材料(食品名) 分量 エネルギー(kcal)
エスプレッソ(浸出液) 100ml 4
豆乳 100ml 44

◆合計:48kcal/200ml

抽出したエスプレッソに、ミルクよりも香ばしい豆乳を加えるソイラテ。豆乳に含まれる大豆イソフラボンの効果で、肌や髪のツヤを取り戻すなどの女性らしさがアップするといわれています。

ミルクよりもヘルシーなので、大手コーヒーチェーンでも定番のメニュー!豆乳独特の匂いがエスプレッソの苦味で緩和され、カフェラテよりもマイルドな味わいが楽しめます。基本の分量の割合は「エスプレッソ:豆乳=1:1」です。

ジンジャーコーヒー

Ginger coffee
材料(食品名) 分量 エネルギー(kcal)
コーヒー(浸出液) 140ml 8
しょうが(根茎 皮なし 生 おろし) 2.5g 1.45
砂糖 10g 39.1
はちみつ 10g 32.9

◆合計:81.45kcal/200ml

生姜・砂糖・はちみつを入れたカップに、抽出した濃いめのコーヒーを注ぐジンジャーコーヒー。酸味や苦味と共に、生姜のスパイシーな風味が楽しめる飲みものです。

生姜は新陳代謝の促進・冷え性改善・消化の促進などの効果があるといわれており、ダイエットにもよく用いられている食材。実際に飲んでみると、寒い冬でも体がポカポカしてきます。

カフェ・コレット(caffè corretto)

caffè corretto
材料(食品名) 分量 エネルギー(kcal)
エスプレッソ(浸出液) 200ml 4
酒(ブランデー) 40ml 93.6
ホイップクリーム(乳脂肪) 60ml 245.4

◆合計:343kcal/200ml

抽出したエスプレッソに、少量の酒を注ぐカフェ・コレット。イタリア発祥の飲みもので、使う酒に決まりはありません。アルコール分が消化の働きを助けるので、ランチやディナーの後に食後酒として人気です。

アフォガート(affogato)

affogato
材料(食品名) 分量 エネルギー(kcal)
エスプレッソ(浸出液) 30ml 1.2
バニラアイスクリーム(スーパーカップ 超バニラ) 200ml 374

◆合計:375.2kcal/200ml

バニラアイスクリームに熱い飲みものを注ぐアフォガート。「アフォガート(affogato)」はイタリア語で「溺れる」という意味で、コーヒーを使うときは「コーヒーアフォガート」というイタリア発祥のドルチェです。

主役はバニラアイスで、エスプレッソのほかにも抹茶(抹茶アフォガート)や紅茶(ティーアフォガート)などいろいろな飲みものが楽しめるメニュー。コーヒーアフォガートは、冷たいアイスの甘さと熱いエスプレッソの苦味がバランスよく楽しめます。

よく見る飲みものとカロリーを比べてみよう

気になるコーヒーメニューのカロリーは分かりましたか?

それって高いの?低いの?

と、いまいちピンとこない人は、市販の飲みもののカロリーをチェック!Amazon売れ筋ランキングからピックアップしたので、200mlあたりのカロリーをざっと簡単に紹介しますね。「1杯=8kcal」というブラックコーヒーの低さがわかるはず!

お茶・紅茶・炭酸飲料

商品名 エネルギー(kcal)※200ml
コカ・コーラ
綾鷹
0
キリン
午後の紅茶 ミルクティー
76
コカ・コーラ 90
アサヒ
三ツ矢サイダー
84
コカ・コーラ
ファンタ オレンジ
84
サントリー
C.C.レモン
80

果汁入り飲料・野菜ジュース

POM
ポインジュース
90
アサヒ
バヤリースアップル
100
サントリー
なっちゃん ぶどう
96
カゴメ
野菜生活これ一本
68
カゴメ
トマトジュース食塩無添加
40

乳酸飲料・スポーツ飲料

カルピス
カルピスウォーター
90
カルピス
濃いめのカルピス
120
サントリー
ビックル
90
コカ・コーラ
アクエリアス
36
大塚製薬
ポカリスエット
54

お酒

アサヒ
スーパードライ
84
キリン
一番搾り
80
サントリー
ザ・プレミアム・モルツ
94
サントリー
角ハイボール
96
いいちこ
いいちこ 25度
282

※参照元:売れ筋ランキング|Amazon.com Services LLC(2021年3月時点)

コーヒーはカロリー以外にも注目しよう!

自分で淹れるコーヒーの気になるカロリー。ミルクや砂糖など、プラスする材料によって大きく変わることが分かりましたね。それぞれのメニューの違いや、美味しく飲める分量なども紹介させていただきました。

カロリーは、特にダイエット志向の人が気になるもの。コーヒーには、カロリーにも「カフェイン(脂肪燃焼)」や「ポリフェノール(脂肪蓄積抑制)」などの役立つ成分が含まれています!

あなたの美しくて健康な体を保ちつつ、大好きなコーヒー作りをたっぷり楽しんでくださいね。