キリマンジャロコーヒーは野性味を感じる大自然の傑作!美味しい飲み方とおすすめ商品

通称「キリマン」でよく知られるキリマンジャロコーヒー。アフリカ・タンザニアのキリマンジャロ山脈から始まり、現在はタンザニア全土で栽培されるアラビカ種のコーヒー豆です。
魅力は、山の大自然の恵みを受けた野性味あふれる味わい!ゴクっと飲みごたえがありながらも後味はすっきり。優雅な香り高さは挽いた直後にもっとも楽しめます。
実は、キリマンジャロの区切りが「キリマ」と「ンジャロ」に分かれることをご存じでしょうか?また、焙煎度や抽出方法によってさまざまな味わいが楽しめることもご存知でしょうか。
ユニークな知識が深まるにつれて、どんどん美味しく味わえるようになるキリマンジャロコーヒー。
ここでは、
「どんな味や香りがするの?」
「美味しい飲み方は?」
「どれが美味しい?」
と気になるあなたへ、風味や美味しい理由、どうやって飲むと美味しく楽しめるのかをご紹介します。おすすめ商品もチェックしながら、キリマンジャロコーヒーの魅力をたっぷり知って素敵なコーヒー日和を送りましょう!
キリマンジャロコーヒーはアフリカ・タンザニア産のアラビカ種
【産地、品種、銘柄の区分及び範囲の例示】
9) キリマンジャロ : タンザニアにて生産されたアラビカコーヒー豆をいう。ただし、ブコバ地区でとれるアラビカコーヒー豆は含まない。
※引用元:レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーの表示に関する公正競争規約|コーヒー取引公正委員会(2025年3月時点)
キリマンジャロコーヒーは、主にタンザニアで栽培されるアラビカ種のコーヒー豆全般を指すブランド名。コーヒー取引公正委員会にて定義が定められており、付加価値のついた特定銘柄の1つです。
名前の由来は「キリマ・ンジャロ」

アフリカの最高峰「キリマンジャロ」は、タンザニアとケニアの国境付近にある標高5,895mの独立峰。火山の1つで、別名「神の家(ンガジェガ)」。赤道に近いながらも山頂には万年雪があり、古くから「神秘的な山」とされています。
キリマンジャロ(英:Kilimanjaro)の意味は、現地の言語であるスワヒリ語で輝く山!
- キリマ=山
- ンジャロ=輝く
神秘的で輝く山の中腹、標高1,500〜2,500mで栽培されるコーヒー豆がキリマンジャロコーヒー。現在は以下のようなタンザニア全土で生産されるようになったため 「タンザニアコーヒー」とも呼ばれています。
主な産地 | 具体例 |
キリマンジャロ山麓地域 | アルーシャ・モシなどキリマンジャロ山の周辺 |
ヴィクトリア湖周辺 | ブコバ地区を除く地域 |
南部地域 | ムベヤ、ムビンガなど |
火山で上質なコーヒーを生産
キリマンジャロ山脈はコーヒーの栽培に最適な火山。
- 大きい寒暖差
- 適度に続く日差し
- 年間約1,200mmを超える降水量
- 火山活動によって生まれた火山灰でつくられた豊かな土壌
キリマンジャロコーヒーは標高1,500〜2,500mの高地で生産されており、上記4つが重なるため高品質!植えた種は、日中の暑さと夜間の冷え込みで収縮をくり返し、旨みがぎゅっと引き締まった実へとゆっくり成長。手作業で、丁寧に収穫・精選・選別が行われます。
山で栽培されるほかのコーヒーと比べて、標高が高いのも大きな特徴!収穫期は、雨季の後に乾季が訪れる6〜12月ごろで、緑灰色で大粒なコーヒー豆が完成します。
タンザニア連合共和国って?
ここで、タンザニアとはどんな地域でどんな環境なのかを簡単に見ておきましょう。

人口 | 約6,550万人(2022年) |
---|---|
面積 | 約94.5万㎢(日本の約2.5倍) |
位置 | 東アフリカ |
日本との距離 | 約11,616km |
首都 | ドドマ |
通貨 | タンザニア・シリング(TSH) |
季節 | 大雨季(3〜5月)・小雨季(10〜12月)・乾季(7〜10月) |
言語 | スワヒリ語(国語)、英語(公用語) |
主要産業 | 農林水産、鉱業・製造・建設等・サービス |
面積は日本(約37万800㎢)の約2.5倍もある一方で、人口は日本(約1億2,380万人)の半分以下。時差はタンザニアが日本より6時間遅れています。
気候は1日の寒暖差が激しく、朝はセーター・日中は半袖で過ごすことも。12〜3月は低地では30℃を超えますが、キリマンジャロ山脈のある高地ではそれほど上がりません。
コーヒーは、輸出・日本への輸入ともに主要貿易品目の1つ。2023年のコーヒー生豆輸入量では、グアテマラ・インドネシア・エチオピアに次いで第7位となっています。
※参照元:タンザニア基礎データ|外務省(2025年3月時点)
※参照元:コーヒー生豆輸入量|全日本コーヒー協会(2025年3月時点)
キリマンジャロコーヒーの歴史と背景

キリマンジャロコーヒーが世界中のコーヒー愛好家に高く評価される理由は、その豊かな香りや味だけではありません。
アフリカ・タンザニアの特異な地理的条件、植民地時代から現代に至るまでの歴史的背景が現在のキリマンジャロコーヒーの品質やブランド価値を築いてきました。
タンザニアにおけるコーヒー栽培のはじまり
タンザニアでのコーヒー栽培は、16~18世紀にかけて東アフリカ地域に広がったとされますが、商業的に発展したのは19世紀末以降のドイツ植民地時代。アラビカ種が導入され、本格的な農園型栽培が始まりました。ドイツによる支配下で、コーヒーは重要な輸出品として国策的に推奨され栽培が拡大します。
その後、第一次世界大戦後はイギリスの委任統治領となり、イギリス支配下でもコーヒー生産をキープ。農協組織が設立されるなどの制度化が進み、こうした歴史を通じてタンザニアはアフリカでも有数のコーヒー産地として地位を確立していきました。
日本市場におけるキリマンジャロコーヒーの知名度向上
キリマンジャロコーヒーが日本で一般的に知られるようになったのは、1950年代に公開されたアメリカの作家「ヘミングウェイ」の映画『キリマンジャロの雪』。この映画のヒットにより「キリマンジャロ」の名称が広く浸透し、それに伴ってコーヒーのブランドイメージも向上しました。
加えて、日本では高度経済成長期に喫茶文化が広まり、さまざまなコーヒーが家庭でも飲まれるように!キリマンジャロのようなはっきりとした特徴を持つ銘柄が注目されるようになりました。
キリマンジャロコーヒーが美味しい理由
通称「キリマン」と、たくさんの人に親しまれているキリマンジャロコーヒー。有名なコーヒーブランドやコンビニでも、「キリマンジャロ」という名のついた商品をよく見かけますよね。

どうして美味しいの?人気なの?
その理由は「独特な風味」と「格付けのランク」にありました!
大自然の野性味あふれる味

キリマンジャロコーヒーは、上質でパンチのあるキレの良い酸味が最大の特徴。苦味とのバランスも良く、深いコクがあり、ごくっと飲めつつも後味はすっきりしています。
生豆の香りは、柑橘類や花のようにフルーティー。コーヒー豆を挽く前から、艶やかさのある優雅な香りが楽しめます。キリマンジャロ山脈の大自然の恵みを感じるキリマンジャロコーヒー。「野性味あふれるコーヒー」ともいわれています。
余談ですが、私は小学校5年生の音楽の授業で習う「キリマンジャロ」が印象的で、リコーダーやマリンバで合奏するのがとても好きでした。あの険しい曲風が、キリマンジャロコーヒーの味わいの雰囲気と似ているような気がしています。
格付けの最高ランク「AA」が日本で人気

各生産国で独自に行われているコーヒー豆の「格付け」。タンザニアでは「スクリーンサイズ(コーヒー豆の大きさ)」を基準に評価されています。
等級 | 分類基準 | スクリーンサイズ(目安) |
---|---|---|
AA | サイズ | 6.75mm以上(スクリーン17〜18) |
A | サイズ | 6.25〜6.74mm(スクリーン16〜17) |
B | サイズ | 6.15〜6.24mm(スクリーン15〜16) |
C | サイズ | 5.90〜6.14mm(スクリーン14〜15) |
PB(ピーベリー) | 形状 | 丸豆(1粒) |
E(エレファント) | 形状 | 極大粒(2粒が融合) |
最高ランク「AA」のキリマンジャロコーヒーは、大粒で密度が高く焙煎時に均一に熱が伝わりやすいため、風味豊かな味わいが引き出されます。特に、柑橘系の爽やかな酸味と芳醇な香り、深いコクが特徴。
これらの特性が品質の高さを求める日本のコーヒー愛好家に高く評価されており、日本市場で「AAは信頼の証」として高い人気を誇っています。
また、コーヒーの品種の中には、低価格の偽物が出回って私たち消費者が被害を受けないように全日本コーヒー取引協議会の定める特定銘柄があります。キリマンジャロコーヒーもその1つ。ブルーマウンテンやマンデリンと同じように、人気が高いため特別な価値がつけられています。
キリマンジャロコーヒーの楽しみ方5選
私がおすすめしたい楽しみ方は以下の5つ!
- 焙煎度を変える
- 淹れ方を変える
- ほかの銘柄とブレンドする
- 朝の目覚めの一杯として飲む
- フルーツやスイーツとの相性を活かす
あなたが気になるものを試しながら、キリマンジャロコーヒーの魅力をたっぷり味わってください!
焙煎度を変える

キリマンジャロのコーヒー豆を購入する際、または生豆を購入して自家焙煎をする際は、あなたが美味しく感じる「焙煎度」を慎重に選びましょう!
コーヒーは、生豆からコーヒー豆へ加熱処理(焙煎)をしたときに味や香りが初めてうまれます。深煎りになるほど、落ち着いた苦味が出てくるのが基本。キリマンジャロコーヒーも、どれだけ加熱されたかによって味や香りが大きく変わります。
風味の例を浅煎りから深煎りの順番で簡単にご紹介します。参考にしてくださいね。
浅煎り (ライトローストからミディアムロースト) | ・爽やか ・柑橘系のフルーティーな酸味 ・華やかな香りと軽やかなボディ |
---|---|
中煎り (ハイローストからシティロースト) | ・香りが豊か ・特有のコクと甘みが引き立つ ・酸味と苦味のバランスが良い |
深煎り (フルシティローストからイタリアンロースト) | ・しっかりボディ ・濃厚で深みがある ・ビターチョコやキャラメルのような甘みと香ばしさ |

淹れ方を変える

焙煎度と同時に、淹れ方にも注目しましょう!
キリマンジャロコーヒーは爽やかな酸味と深いコクが特徴ですが、豆の挽き方や入れ方によって風味が大きく変わります。
味わいの例を紹介するので参考にしてくださいね。
抽出方法 | 味わい |
ペーパードリップ(中煎り) | ほろ苦さと豊かなコク 爽やかで滑らかな口あたり クリーンで飲みやすい一杯に |
ペーパードリップ(深煎り) | 安定感のある酸味と苦味 優雅な香りで後味すっきり 香ばしさと透明感のある後味 |
フレンチプレス(深煎り) | コクを強調 厚みのある口あたり 爽やかな酸味としっかりした旨味 |
ほかの銘柄とブレンドする

キリマンジャロコーヒーは酸味が出やすいので、好みによっては少し酸っぱいと感じてしまうかも。もちろん、ストレートで味わうのも良いですが異なる風味を楽しむならブレンドして味わいのバランスを整えましょう!
相性が良いのは、主に以下の3つです。
品種(特徴) | 味わい |
ブラジル (酸味と苦味のバランスが良い) | キリマンジャロの甘い香りとコクが生かされる 苦味とコクが酸味を抑え、飲みやすい |
グアテマラ (華やかな香りと上品な酸味) | マイルドな口あたり 繊細な酸味と芳醇な香り |
マンデリン (深いコクとスパイシーな風味) | 複雑で奥行きが出る 酸味と苦味のバランスが良い |
ブレンドは、キリマンジャロコーヒーとほかの豆の割合や焙煎度を調整すると好みの味わいが追求できます。例えば、キリマンジャロ70%・ブラジル30%の割合から始めて好みに応じて調整。焙煎度を深くすると、酸味が和らぎコクや甘みが増す傾向があります。
朝の目覚めの一杯として飲む

一日の始まりに飲むコーヒーは、その日の行動や気分を左右すると言っても過言ではありませんよね。キリマンジャロコーヒーは爽やかな酸味とクリアな口あたり。朝の目覚めにぴったりです!
特に、中煎りからやや深煎りにしたキリマンジャロは酸味が穏やかになり、適度なコクとスムーズな飲み口に。まだ目が覚めきっていないときでも身体にすっとなじみ、気分を前向きに整えてくれます。
理想的な朝の飲み方は、ブラックで軽めに淹れるスタイル。雑味を吸収してくれるペーパードリップで抽出し、やや低めの温度(80〜85℃)で注ぐと刺激が少なくスムーズな口あたりに仕上がります。
キリマンジャロの芳醇な香りが目覚めたての感覚を刺激し、リラックスした状態から日常へと自然に切り替えさせてくれますよ。
ちなみに、起床後のコーヒーは1時間ほど経ってから飲むのベスト。起床直後に高まっているコルチゾール(覚醒ホルモン)とカフェインの相互作用を避け、体調不良を引き起こさないように要注意です。
コーヒー日和の上質なキリマンジャロコーヒーなら、同量のミルクを加えるとビターでスムースな仕上がりに!寝起きの空腹の胃をミルクで守りながら、野生味あふれるコーヒーのコクでほろ苦い美味しいコーヒーを堪能しましょう!

フルーツやスイーツとの相性を活かす

キリマンジャロコーヒーは、爽やかな酸味と芳醇な香りが特徴。フルーツやスイーツと組み合わせると、お互いの味わいを高め合う素晴らしいペアリングを生み出せます!
例えばこちら。
食材(具体例) | 味わい |
フルーツ (柑橘系のフルーツタルト、ベリー系のケーキ等) | 爽やか コーヒーの酸味とフルーツの甘酸っぱさが調和する |
チーズ (クリームチーズ、マスカルポーネ等) | バランスが良い コーヒーの酸味がチーズの濃厚さを引き立てる |
焼き菓子 (シフォンケーキ、フルーツ系のマカロン等) | 上品 キリマンの繊細な風味を邪魔せず味を引き立て合う |
ペアリングのポイントは「フレッシュ」「まろやか」「軽さ」をキーワードに選ぶこと。また、春は苺のショートケーキ・夏はレモンタルト・秋は洋梨のタルト・冬は柚子を使ったスイーツなど、季節感を取り入れたペアリングで四季折々の味覚が楽しめます。
美味しいキリマンジャロコーヒーはどれ?
美味しいキリマンジャロコーヒーを飲むための選び方と、私がおすすめしたいコーヒー日和の「ワイルドデイ」を紹介しますね!
コーヒー豆の鮮度と焙煎日をチェックしよう
美味しいキリマンジャロコーヒーを楽しむには、豆の鮮度を焙煎日で確認!焙煎後は時間とともに風味が変化するので、1番美味しいタイミングで飲みましょう。
おすすめは、焙煎後3〜7日目。焙煎直後の豆に含まれる二酸化炭素が抜けて香りが開き、キリマンジャロコーヒーの個性が現れます。
焙煎日は、商品のパッケージに記載されていることがほとんど。商品を買うときは詳細ページの説明欄をよく見て「ご注文後に焙煎しお届け」と書かれてあれば新鮮な豆が送られてきます。
おすすめはコーヒー日和の「ワイルドデイ」

- 銘柄:タンザニア キリマンジャロ AAトップ イエンガ Qグレード
- 産地:タンザニア南西部 ムベヤ地区
- 品種:ブルボン、ケント、ヤサカ種
- 精製:ウォッシュド
コーヒー日和オリジナルのキリマンジャロは、力強いキレとコクでエネルギッシュになれるコーヒー豆!格付けランクはAAで、その中でも特に品質管理が行き届いておりカップ評価が高い「トップ」の称号を得ています。
- 力強いコクが好き
- 甘さ控えめでキリッとした後味が好き
- 深煎りコーヒーのほろ苦いカフェオレが好き
上質でパンチのあるキレの良い酸味が特徴。艶やかさのある優雅な香りと深いコクで、ごくっと飲めつつも後味はスッキリ。大自然の野生味あふれる風味なので「ワイルドデイ」と名付けました。
コーヒー日和の商品は、すべてご注文後に焙煎!歴27年以上の焙煎士が、日々変化する生豆の状態を考慮しながら丁寧に焼き上げます。豆はもちろん、挽いた粉もお届けできるのでご家庭でも手軽に本格的な味わいを楽しんでくださいね。
大自然の傑作を美味しく味わおう
キリマンジャロコーヒーは、ただおいしいだけのコーヒーではありません。そこには植民地時代から続く歴史や、過酷な自然条件を乗り越えた農家の努力、厳格な品質管理による信頼といった背景が存在しています。
その中で仕上がった味わいは、しっかりとしたコクがあり、ゴクっと飲みごたえを感じながらも雑味は少なくすっきりと飲みやすいのが魅力。豪華で優雅な香りとともに「野性味あふれる」味わいを実感してみてはいかがでしょうか。
美味しい飲み方は、以下の5つです。
- 焙煎度を変える
- 淹れ方を変える
- ほかの銘柄とブレンドする
- 朝の目覚めの一杯として飲む
- フルーツやスイーツとの相性を活かす
いろいろなパターンを楽しみながら試して、あなたが美味しく感じる焙煎度や抽出方法を見つけてくださいね!
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