お湯に溶けるインスタントコーヒーをアイスに!作り方のコツとちょい足しアレンジレシピ5選
お湯でサッと溶け、いつでもすぐに飲めるインスタントコーヒー。瓶やスティックで、自分好みの銘柄を常備している人も多いのではないでしょうか。
実は、ホット用のインスタントコーヒーでも美味しいアイスコーヒーを作ることが可能!季節や気分に合わせて、大好きな銘柄のコーヒーが1年中味わえたら幸せですよね。
ここでは、
「今、アイスコーヒーを飲んでさっぱりしたい!」
「お湯で溶けるインスタントコーヒーしか手元にない」
というあなたへ、インスタントコーヒーで美味しいアイスコーヒーを作るコツを3つご紹介。より楽しめるアレンジメニューもお届けします。ぜひ参考にして、暑い夏や口の中をさっぱりしたいときなどに美味しいアイスコーヒーを飲みましょう!
インスタントでも美味しいアイスコーヒーが作れる!
インスタントコーヒーの手軽さはピカイチ
インスタントコーヒーは、コーヒー豆から抽出したレギュラーコーヒーを乾燥させて粉末にしたもの。フリーズドライ製法とスプレードライ製法があり、それぞれ香り・風味・溶けやすさが違います。
フリーズドライ製法(凍結乾燥) | ・濃縮された抽出液をー40℃前後で凍結 ・真空状態で昇華させると大粒の粒子ができる ・コーヒーのアロマがより良く保存されている |
スプレードライ製法(噴霧乾燥) | ・高温の乾燥塔の中で濃縮された抽出液を噴霧 ・瞬間的に水分が蒸発し乾燥した細かい粉末ができる |
インスタントコーヒーのメリットは、ズバリ「お湯を注ぐだけですぐに飲める」こと!レギュラーコーヒーのように、コーヒー豆を挽く手間抽出時間がかからず、お湯の注ぎ方などの特別なスキルも必要ありません。
まさに、インスタントコーヒーはコーヒーを毎日たくさん飲みたい人にぴったり。現在ペットボトル入りコーヒーの人気が高まっていますが、ちょっとだけ本格的で、香りや風味にもこだわりたい人にとってはまだまだインスタントコーヒーに根強い人気があります。
熱湯で溶くと香りや味が引き立つ
アイス用のインスタントコーヒーは、水で溶けるタイプのものを使えば始めから冷水で作れます。より一層手軽に飲めますが、おすすめはお湯で溶けるタイプ!
- お湯を注いだときにコーヒーの香りが楽しめる
- 水を沸騰させることでカルキ臭が消せる
お湯を注いだときにふわっと感じる香りは、コーヒー好きならきっと楽しみたいはず。レギュラーコーヒーほどではありませんが、冷水では分かりにくいポイントです。
また、水道水を使う場合は沸騰させることで不快なカルキ臭を消すことが可能!殺菌のための物質「次亜塩素酸ナトリウム」と水道水の原水に含まれているアンモニア性窒素から生まれる「クロラミン(カルキ臭)」が揮発し、コーヒー本来の香りや味だけが残ります。
氷で冷やせば美味しいアイスコーヒーに
熱々のインスタントコーヒーは「氷」を利用すれば美味しいアイスコーヒーに早変わり!冷蔵庫でじっくり冷やして、作り置きをしておくことも可能ですが日が経つごとに風味が失われていくのであまりおすすめできません。特に、暑い夏は傷みやすいので要注意です。
美味しいアイスコーヒーを作る3つのコツ
お湯で溶くインスタントコーヒーで、美味しいアイスコーヒーを作りましょう!
コツは以下の3つ。それぞれを詳しくお伝えしますね。
- 好きな味や香りのインスタントコーヒーを選ぶ
- ホットより少なめのお湯で濃いコーヒーを作る
- 氷を先に入れて一気に冷ます
好きな味や香りのインスタントコーヒーを選ぶ
インスタントコーヒーも、コーヒー豆やコーヒー粉のように種類が豊富です。
- 品種(ブルーマウンテン、ブラジル など)
- 製法(スプレードライ、フリーズドライ)
- 焙煎度(フレンチロースト、シティローストなど)
それぞれの違いで香りや味が大きく変わるので、いろいろと試してみてあなたが好きなものを選びましょう。水で溶けるタイプだけに限定しなくてもOKです。
作りやすさやコスパも気になるなら、「容器(瓶タイプ、スティックタイプ)」にもご注目。瓶は詰め替え用を利用すればお得感アップ!スティックは1杯ずつの個包装なので、アウトドアのキャンプや登山などに持ち運べてとても便利です。
ホットより少なめのお湯で濃いコーヒーを作る
アイスコーヒーは、ホットコーヒーを作るときよりも少なめのお湯で濃く仕上げましょう!冷ますときに氷が溶けるため、コーヒーの濃度が薄まってしまうからです。
また、人間は冷たいと味覚が鈍くなるので、濃いめにするとコーヒーの苦味・甘味・酸味などが感じやすくなり美味しく味わえますよ。
1杯分の目安量は以下のとおり。
- インスタントコーヒー|小さじ1杯(約2g)
- お湯|90ml
使うグラスは安全な耐熱性。お湯を注ぎ終えたら空気を含ませるようにスプーンでしっかりと混ぜ、コーヒーの沈澱を防ぎましょう。香りを忘れずに楽しんでくださいね。
氷を先に入れて一気に冷ます
グラスに入れる順番は、氷が先!あらかじめ冷やしたグラスに別のグラスで作った熱々のコーヒーを一気に注ぎましょう。
- グラスに氷を入れる
- 別のグラスでインスタントコーヒーをお湯で溶く
- 2をグラスに注いで急冷する
コーヒーを急冷すると、作りたての香りとうまみが閉じ込められ透明度の高い味わいに。氷を後入れするとせっかくのコーヒーが跳ねてまわりが汚れたり、こぼれない程度の適量が分かりにくかったりします。
アイスコーヒーのアレンジメニューにチャレンジ!
美味しいアイスコーヒーを使って、アレンジを楽しんでみませんか?
お家やアウトドアで簡単にカフェ気分に♪あなただけの美味しいアイスコーヒーが発見できるかもしれません!
ここでは、ミルクや砂糖などを加える甘さたっぷりのレシピを紹介しますね。
アイスカフェオレ
【材料:1杯分】
インスタントコーヒー | スプーン1杯 |
氷 | グラス8分目 |
お湯 | 少量 |
ミルク | 150cc |
【手順】
- 氷をグラスの8分目ほどまで入れておく
- 別のグラスにインスタントコーヒーをスプーン1杯分入れ、少量のお湯で溶かす
- 2を1に入れ、そっとミルクをそっと注いでマドラーなどでよくかき混ぜる
- 完成
アイストニックコーヒー
【材料:1杯分】
お湯で溶いたインスタントコーヒー | 20g |
炭酸水 | 180〜200ml |
氷 | 適量 |
【手順】
- グラスに氷を入れる
- お湯で溶いたインスタントコーヒーを注ぐ
- 炭酸水を注ぐ
- 完成
ダルゴナコーヒー
【材料:1杯分】
インスタントコーヒー | 大さじ2 |
お湯 | 大さじ2 |
砂糖 | 大さじ2 |
ミルク | 適量 |
【手順】
- 計量したインスタントコーヒー、砂糖、お湯をボウルに入れる
- ハンドミキサーやクリーマーで、全体が白っぽいクリーム状になるまで泡立てる
- ミルクをグラスの7分目まで注ぐ
- 3に2をのせる
- 完成
アイスキャラメルアーモンドミルクコーヒー
【材料:1杯分】
お湯で溶いたインスタントコーヒー | 100ml |
アーモンドミルク | 100ml |
キャラメルシロップ | 20ml |
氷 | 適量 |
ホイップ | 適量 |
キャラメルソース | 適量 |
【手順】
- キャラメルシロップとアーモンドミルクをグラスに注ぐ
- 1をよく混ぜ、氷を入れる
- インスタントコーヒーをゆっくり注ぐ
- ホイップとキャラメルソースをトッピングする
- 完成
ココアクッキーアイスコーヒー
【材料:1杯分】
お湯で溶いたインスタントコーヒー | 80ml |
ミルク | 80ml |
バニラアイスクリーム | 80ml |
ココアクッキー | 2枚 |
氷 | 適量 |
ココアクッキー(飾り用) | 適量 |
【手順】
- ミキサーにコーヒー、ミルク、バニラアイス、ココアクッキーを入れる
- ミキサーを回して全体をムラなく混ぜる
- グラスに氷を入れ、2を注ぐ
- 砕いたココアクッキーをお好みで散らす
- 完成
美味しいアイスコーヒーがより身近に♪
今すぐ飲みたいときに便利なインスタントコーヒー。冷たいアイスコーヒーも、常備しているお湯で溶くタイプで美味しく作りましょう!
おさらいですが、コツは以下の3点。
- 好みの味や香りのインスタントコーヒーを選ぶ
- ホットより少なめのお湯で濃いコーヒーを作る
- 氷を先に入れて一気に冷ます
アレンジメニューにもチャレンジして、お家やアウトドアでカフェ気分を楽しんでくださいね。